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★ダノンヒストリー
7月4日・函館8レース 3歳以上1勝クラス 芝2600m
■1番人気・1着■ 北海道ローカルの1勝クラスで芝2600m戦に7頭立てと注目度の低いレースではあったが、復帰戦となった良血馬が圧倒的なパフォーマンスでインパクトある勝利を飾っている。兄・ダノンベルーガ、姉・ボンドガールとGⅠ制覇には一歩届かないが実績馬の弟として購買価格4億2900万円の高額取引で注目を集めた馬である。東京1800mのデビュー戦は逃げて上り2位で後続を引き離す楽勝。5カ月の休養を挟んだ2戦目の東スポ杯2歳Sで1番人気に推されるも、出遅れが響き7着に敗れて再度の休養となりクラシックに進む事は出来なかった。3戦目となった今回は7カ月ぶりの復帰戦ながらも、美浦トレセンでじっくり仕上げられて好時計をマークし1週前に函館入り。少頭数や相手関係に恵まれて単勝1.6倍の断然人気に推されての再スタート戦となっていた。スタートから軽く促されて離れた3番手を確保すると、道中は馬のリズムを重視して終始折り合いに専念。残り1000m付近から徐々に進出を開始すると、3コーナー手前では早くも先頭に並びかけ、4コーナーでは馬なりのまま前に出て直線を迎えた。気を抜かせないように鞍上が追い出すと後続をアッという間に引き離して独走し、2着以下に2秒3の大差を付けて圧勝した。中盤まではスローで他馬も追走に苦労してはいなかったが、残り800mから11.7-12.1-11.8-11.8秒とペースアップした勝ち馬に、他馬が引き離されても仕方のないほど力が抜けていた印象である。大きなフットワークは良血馬故のポテンシャルの証で、まだ体質に不安は残るが今後非常に楽しみな存在となったのは間違いない。日本海Sかセントライト記念が次走の選択肢となりそうで大目標は菊花賞となるが、本格化後の古馬になってからも兄姉が果たせていないGⅠ制覇に期待できる馬である。今後の動向に注目していきたい。
★ヤマニンイハナ
7月5日・小倉5レース 2歳新馬 芝1800m
■12番人気・4着■ 皐月賞馬のジャスティンミラノの弟など1800mのメイクデビュー戦に素質馬が揃った一戦。単勝150倍超と最低人気で迎えた初陣で厳しい立ち回りを強いられながらも、人気を覆す走りで2着馬とタイム差なしの4着に善戦した。兄姉に勝利経験がなくイスラボニータ産駒と目立たない存在であるが、追い切りではラスト11秒台を2度マークするなど水準級の動きは示していた。しかしノーザンファーム生産馬が多数出走しブランド力でも最低人気は妥当と思われた初陣となる。厩舎サイドも「徐々にピリッとしてきた。スタミナがあり距離は長い方が良さそう」と降雨の影響で重たくなった馬場を考慮すると侮れない存在であったのも確かである。2番枠から好スタートを切るも1番枠の勝ち馬が先手を主張し2番手に控えたが、1コーナーの入りまでに頭を上げて折り合いを欠いていた。何とか逃げ馬の後ろに入れて折り合いを付け、道中は最内3番手で宥めながらの追走となる。序盤はペースが落ちていたがペースを見越した中団勢がピッチを上げて先団に接近すると、逃げていた勝ち馬はペースアップし残り1000mから12.3秒のラップが3F続いた。終始絶好の手応えでインを追走していたが、後続の追い上げが激しくなった3コーナー過ぎから、逃げていた勝ち馬がコーナーで後続を引き付けた事でインには壁が出来て馬順を下げてしまった。後方勢が追い上げ4コーナーでは先団に5頭がビッシリと横並びの状態で直線に入ったが、脚を残していた勝ち馬が後続を引き離し焦点は2着争いとなる。外から追い上げた2頭が優勢かと思われたが、ヤマニンイハナは馬場の悪いインから猛追しゴール前では激しい2着を繰り広げていた。結果アタマ+ハナ差の4着となったが、序盤の折り合い難と厳しい立ち回りを克服して善戦した内容は評価できるものである。厳しい立ち回りを経験した事と鞍上がラストまで脚を使えると確認できた事は今後の収穫となるだろう。次走も人気薄が期待でき馬場悪化が進むローカル開催で更なる前進に期待してみたい。
★ノシェリー
7月5日・福島5レース 2歳新馬 芝2000m
■7番人気・4着■ 2000mのメイクデビュー戦にフルゲート16頭の揃い、好調教馬か多数存在する混戦模様。7番人気での初陣ながらも高いポテンシャルは発揮したが、最内枠が仇となり脚を余しての4着惜敗となってしまった。母系は米ダート系で母父もゴールドアリュートとダート色が強くロゴタイプ産駒とキレを欠く印象も、追い切りではラスト11.6秒を馬なりで2度マークして水準以上の動きを見せていた。高速馬場での決め手勝負では分が悪そうであるが、小回りの福島コースなら好走可能なタイプである。1番枠から上々のスタートを切るも隣の馬が先手を主張して内に入れたため控える序盤となる。外から馬が押し寄せ吊られるようにやや折り合いを欠いてしまったが、宥めて中団インで我慢をさせる競馬。ペースが落ちた中盤も落ち着いた走りで馬なりのまま十分な追走力を見せる。3コーナー過ぎから後続の追い上げが激しくなり、馬群が凝縮されて4コーナーを迎えたが、外からスパートを開始した各馬と異なり、前に壁ができて動けない位置で直線に向いてしまった。短い直線に勢いを付けて迫る差し馬勢が先団に迫るなか、残り200mで漸く進路を確保したノシェリーは馬群を割って伸びたが、先に抜け出した3頭には及ばず4着争いを制するまでに留まってしまった。ラスト12.3-12.2-11.9秒と加速ラップを差し切った勝ち馬も高評価できるが、実質ラスト1Fのみの競馬となり脚を余しての0.4秒差なら次走での狙いは十分に立つ。「まだ適正を探っている段階」と厩舎サイドもダート戦への切り替えもありそうだが、血統や追い切りの動きからも適正は十分で、舞台を問わずスムーズな走りさえできれば一歩前進の好走が期待できる。次走で状態を維持する事が必須であるが、人気薄の妙味も見込んで期待したい1頭である。
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※会員様口コミ引用

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